誤用が多いanniversaryという表現
anniversaryという言葉は、間違って使われていることが多いです。
かくいう私も、「今日は、結婚3周年だ!」と言おうとして、
“Today is 3 year anniversary of our marriage!”と言ったら、
英語の良くできる友人から
「anniversaryのanniはyearという意味だから、その言い方は間違っているよ。正確には、3rd anniversaryというべきだよ」
と指摘されたことがあります。
そうか。なるほど、納得です。
でも、3 year anniversary や 10 year anniversary という表現は、至るところで見かけますので、すでに、一定の市民権を得ているのかもしれません。ネイティブだって普通に使ってます。
話はそれますが、今年は、ディズニーランド40周年らしいですね。久しぶりに遊びに行きたいです。
Let’s celebrate Tokyo Disney Resort’s 40th Anniversary!
他にも、6 month anniversaryという言葉を見ることもありますが、anniversaryのanniがyearという意味なのであれば、このような使い方も間違っているのでしょうね。多分。
英文契約で使うanniversary
英文契約の中でanniversaryを使う例としては、例えば、以下のようなものが挙げられます。
The Term of this Agreement commences on 20th January, 2023 and ends on the 10th anniversary of the commencement date of this Agreement. (本契約の契約期間は、2023年1月20日に開始し、契約開始日の10年目に該当する日に終了する。 )
これを少し変えて、
10年目に該当する日の前日に終了すると言いたい場合は、以下のように言います。
The Term of this Agreement commences on 1st January 2023 and ends on the day immediately preceding the 10th anniversary of the commencement date of this Agreement.
the day immediately precedingという表現は、少しこなれた感じがしますね。
契約締結月って言いたい場合はどうする?
では、これの応用として、
「顧客は、サービス事業者に対して、翌年1年分の報酬を、毎年、契約締結月の末日までに払う。」という条件にしたい場合には、どのように定めればいいでしょうか。
ちょっと考えてみてくださいね。
契約締結月というのをどのように表現すればいいのか?というのが、考えどころです。
ちなみに私の場合は、以下のように書いています。
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The Client shall pay the annual fee for the following year to the Service Provider on or before the last day of every calendar month in which each anniversary of Effective Date occurs.
契約締結月を each anniversary of Effective Dateが到来する月と言い換えるのがポイントです。
ではでは お疲れ様でした。